アレグラはみんなの味方

アレグラはみんなの味方

アレグラとは花粉症の治療薬としてよく使われているお薬です。しかし、それ以外にも効果を発揮する実に優秀な子です。そのアレグラがじわじわと私の周りでもモテ始めている理由について詳しくご紹介したいと思います。

アレグラはどんな効果があるのか

春になると、花粉症が猛威をふるいます。多くの日本人が花粉症に悩み、いまやすっかり国民病の一つとなったと言っても過言ではありません。花粉症は、正式には季節性アレルギー鼻炎といいますが、スギやヒノキなどの花粉が原因で、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの鼻炎の症状を発症するものです。昨今は、医薬品の研究が進んだおかげで、花粉症緩和の効果が大きい薬が開発されました。米国で、抗アレルギー薬として開発されたアレグラが、そうなのです。アレグラは、花粉症だけではなく、ダニやハウスダストが原因で発症する通年性アレルギー鼻炎」も全く同じ効果を発揮します。アレグラの一般名は、塩酸フェキソフェナジンです。従来からあった抗ヒスタミン薬というのは、副作用として眠気が出てくるというマイナス面がありました。つまり、脳のヒスタミン受容体を阻害するために、脳が活動することにストップをかけるというメカニズムが働きますので、その結果として眠気が出てくるという現象があったのです。アレグラは眠気の副作用がないので、車の運転をする人でも安心して服用ができるのです。第二世代抗ヒスタミン薬のジャンルに含まれ、抗アレルギー作用を持ちながらも、眠気や口渇などの副作用もあまりなく、妊娠中の女性が飲んでも安全な薬として、非常に有名になりました。そういった点でも、病医で処方されることはもちろん、2012年からは市販薬としてアレグラFXが発売されるようになりました。アレグラFXは医療用医薬品のアレグラ錠60mgと全く同じ内容であって、薬局で購入することができます。ただし、第一類医薬品に分類されていますので、薬剤師が常駐している薬局でしか販売することが認められていません。

アレグラの主な副作用

どんな薬でもそうですが、アレグラにも副作用が起きる可能性があります。どんな症状が起きやすいかを予め知っておくことは重要です。そうすることで、これはもしかして副作用かも、と早期に気づくことができるからで、逆に何も知らないと、そのまま長期にわたって飲み続けて重い症状に至ることもあるからです。アレグラの副作用の代表的なものは、頭痛、眠気、それに吐き気です。かつてアレルギー疾患によく使われた薬では、頭痛や眠気の副作用が起きることが非常に多かったと言われています。それは、アレルギーは体内でヒスタミンという物質が作用することが大きな原因であり、そのヒスタミンの働きをブロックするために、抗ヒスタミン作用のある薬がよく使われていたことが理由です。確かに、ヒスタミンの働きをブロックすることでアレルギー反応は抑制されるのですが、残念ながらヒスタミンはアレルギー反応だけにかかわっているわけではなく、中枢神経にも関与していて、神経間の情報伝達を行う物質を放出させる働きもあるのです。このため、単純にヒスタミンの働きをブロックすると、アレルギー反応だけでなく神経間の情報伝達まで抑制されてしまい、その結果、頭痛や眠気といった症状が起きてしまうのです。アレグラはこの点がかなり改善されていて、かつての薬よりは頭痛や眠気の起きる頻度は大きく減っています。ほとんど眠気はないという報告もあるくらいですが、やはり、何も飲まないよりは頭痛や眠気が起きることがありますので、例えばクルマの運転などをする場合は気をつけておくに越したことはありません。その他にも、腹痛やめまい、倦怠感といった症状が現れることがありますから、注意しておきましょう。

小児もアレグラを服用出来る?

出来るものと出来ないものとがあります。これだけ書くと何のことか分からないかもしれませんが、実はアレグラと言っても2種類の薬があります。一つは、医療機関で処方され、薬局で薬剤師が調剤してくれるものです。もう一つは市販薬で、処方箋なしにドラッグストアで購入することができるものです。なお、ドラッグストアで購入できるとは言っても、第1類医薬品というものに分類されていますから、薬剤師がいる店舗でしか販売できませんし、基本的には購入時に薬剤師から薬の使用について説明があるはずで、単にレジを通すだけで買えるわけではありません。医療機関で処方されるアレグラも、ドラッグストアで購入できるアレグラも、どちらも成分は同じです。フェキソフェナジン塩酸塩という成分が含まれています。また含有量も同じで、1錠につき60mgのフェキソフェナジン塩酸塩が含まれています。しかし、服用できる年齢は異なります。ドラッグストアで購入できるアレグラは、服用年齢15歳以上となっています。1日2回、1錠ずつ服用します。15歳未満は服用してはいけません。一方で、医療機関で処方されるアレグラは、7歳以上となっています。ただし7歳以上12歳未満は半量とされていて、1日2回、半錠ずつ服用します。12歳以上は大人と同じで、1日2回、1錠ずつです。なぜ服用できる年齢が違っているのでしょう。同じものが同じだけ含まれている錠剤なのですから、同じ症状で同じ年齢であれば、同じように服用できなければ何かおかしいのではないでしょうか。そのように思うかもしれません。確かにもっともな質問ですが、実はキーになるのは本当に「同じ症状」かどうかです。医療機関では医師が診断していますが、家庭ではそうではありませんね。もしかしたら違う症状かもしれないのです。その場合、薬が合わないとか副作用が起きる可能性が高く、小児の場合はより危険だからなのです。